宗教的シオニズムや聖書解釈における「ヘブライ的回帰」の問題点
イエスは答えられた、「わたしの国はこの世のものではない。もしわたしの国がこの世のものであれば、わたしに従っている者たちは、わたしをユダヤ人に渡さないように戦ったであろう。しかし事実、わたしの国はこの世のものではない」。(ヨハネ18:36)
神の計画は『大患難』を通してでも「今は頑なイスラエルの民を救うこと」、そして「御子の統治による王国を実現すること」であって、決して「現在の政治国家としてのイスラエルの建国」や「繁栄」を実現する事ではない。
私達は皆、もっと御子の「わたしの国はこの世のものではない。・・・・しかし事実、わたしの国はこの世のものではない」という言葉を真剣に受け止めるべきです。
この言葉は十字架の死の直前に御子が語ったものですが、十字架の死によってそれは公に示されたからです。
「しかし、わたし自身には、わたしたちの主イエス・キリストの十字架以外に、誇とするものは、断じてあってはならない。この十字架につけられて、この世はわたしに対して死に、わたしもこの世に対して死んでしまったのである。」(ガラテヤ6:14)
この御言葉は信仰生活を送る上で、もっとも要となる事であると思います。
私自身、パウロのように十字架の死を霊的に体験できるように祈ります。