ナルドの香油

あなたは私の隠れ場(詩篇32:7)

カルト宗教に騙されない為に☆

 
【カルトの定義】
 
「人間社会に破壊的結果をもたらす危険な宗教団体」
 
【カルト宗教の特徴】
 
① 独裁的な教祖
 
カルトには絶対的な権威をもっている人間がいる。
その人が神の預言者だとか、神の代弁者だとか、神の選ばれた器だということで、
普通の人よりも神に近い関係の人間だということになります。
だからこそ、その人に絶対に従わなければ救われないとか、幸せになれないという話になっていきます。
 
② 盲従する信者
 
この教祖を神の器として認める人達は、その教祖に依存するようになる。自分で物事を考えたり、判断することをやめて教祖に盲従していく。
 
③ マインドコントロール
 
そういうとりこまれた状態がマインドコントロール。信者の心が教祖によって支配される。そのような精神状態になっていく。マインドコントロールの一番の特徴は自覚症状がないこと。つまり自分がコントロールされているという事が分からない。
それを実際に被害にあっている人に話しても、信じない。その人が自分で教祖に対して疑問を持つようになっていれば話は別。教祖に対して疑問を持つかどうかがターニングポイント。
 
教祖は、自分は神と信者の間の存在だと位置づけます。つまり私は神の代弁者だから、私の言う事は神さまの言うことだと。そして私に従うことは、神に従うことだという風に。
まことの仲介者であるキリストのことをあまり言わないで、その位置に自分を置く。
 
④ 自由が無い状態
 
自分で物事を考える自由、決定する自由、判断する自由が奪われる。そして教祖を批判することも赦されませんし教祖についての色々な情報を集めることも赦されない。
 
例えば教えについて疑問があって、「これはどうなんですか?」と組織の運営に質問すると、「あなたは悪霊の影響を受けている」とか「あなたは聖霊に逆らっている」「あなたは不信仰になっていますね」とかそういう風に言われる。
いいものだと信じてやっているのに、実態は恐れが支配している。
教祖に従わなかったら神さまに裁かれるという恐怖心が非常に強い。
 
⑤ 必ず被害者が出ている。
 
被害が出ているからカルトなのです。
具体的には人格が破壊されて、財産が教祖に奪われる、家族が崩壊する、精神的に病むようになる。一番大きいのは精神的なダメージ。
大事なのは自分で物事を考えたり、判断する力を取り戻すこと。
 
カルトにいれば自分で何も考えなくていいですから、その状態が何年も続きますと結局、脳が冬眠状態になります。ですからそこを出ると、またもう一度自分で物事を考えなければならないので、その力を取り戻すのに時間がかかる。
 
以上、「ハーベストタイム」に出演されたウィリアムウッド氏のコメントより。
 
 
エホバの証人は①の独裁的な教祖が最初はラッセルでしたが、現在は統治体と呼ばれる複数メンバーによって構成されています。統治体は神の代弁者とされ、組織の教えには絶対的に服従をしなければならない状態だと思います。
 
④の自由がない状態のところに、「教祖を批判することも赦されませんし教祖についての色々な情報を集めることも赦されない」とありますが、まさにその通りで読む書物やインターネットも規制されていると思います。それがカルトなのです。
 
ウィリアム・ウッド先生はとても流暢な日本語を話され、カルト問題の書籍も沢山書かれていて私も愛読させて頂いていますが、日本に来る前に神さまから
「私はあなたに日本語を与えた」という言葉を頂いたそうです。
カルト問題で苦しむ日本人のために神さまが遣わしてくださった方なのだと思います。