試練に遭った時に

ずっと海外で保育の仕事をする事を夢見ていた友人が、今年の３月から神さまに押し出されるようにして香港に旅立って行きました。香港は彼女にとっては一番行きたくない所でした。

１学期は無事に終了し、夏休みに一時帰国した際は元気いっぱいに報告してくれたのですが、「この後、帰ってからホームシックになりそうで怖い」と言っていたのが的中してしまい、今、苦しみと悩みの中にあって毎週末Lineに電話がかかって来ます。

言葉の問題を筆頭に、問題は山積みです。毎回ただ話を聞くだけで何も良いアドバイスも出来ない自分に落ち込みます・・・。（本人はアドバイスを求めておらず、話をただ共感して聞いて欲しいようですが）

今朝、思ったのは、「種々の問題を無くなるようにしてください」と祈るではなく、敢えて主は問題の中に彼女を置き、自分自身に頼らず、自分に死んで、主の復活の力を体験して欲しいと望まれているのだと思いました。

神さまなしには立ち行かない状況だと本人の口からも出ていました。

彼女が香港に行った一番の目的は、この事だったのだと思います。

 ピリピ3章

:10 私は、キリストとその復活の力を知り、またキリストの苦しみにあずかることも知って、キリストの死と同じ状態になり、

:11 どうにかして、死者の中からの復活に達したいのです。 

 Ⅱコリント1章

:8 兄弟たちよ。私たちがアジヤで会った苦しみについて、ぜひ知っておいてください。私たちは、非常に激しい、耐えられないほどの圧迫を受け、ついにいのちさえも危くなり、

:9 ほんとうに、自分の心の中で死を覚悟しました。これは、もはや自分自身を頼まず、死者をよみがえらせてくださる神により頼む者となるためでした。

:10 ところが神は、これほどの大きな死の危険から、私たちを救い出してくださいました。また将来も救い出してくださいます。なおも救い出してくださるという望みを、私たちはこの神に置いているのです。 

 Ⅱコリント12章

:9 しかし、主は、「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現われるからである。」と言われたのです。ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。

:10 ですから、私は、キリストのために、弱さ、侮辱、苦痛、迫害、困難に甘んじています。なぜなら、私が弱いときにこそ、私は強いからです。 

Ⅰペテロ4章

:12 愛する者たち。あなたがたを試みるためにあなたがたの間に燃えさかる火の試練を、何か思いがけないことが起こったかのように驚き怪しむことなく、

:13 むしろ、キリストの苦しみにあずかれるのですから、喜んでいなさい。それは、キリストの栄光が現われるときにも、喜びおどる者となるためです。

信仰者としての人生の目的である上記を彼女が理解して歩んで行く事が出来ますように。私自身もこの真理をいつも忘れずれに歩んでいきたいと思います。

それに私自身、過去に、復活の力を体験するところまで行った事があるだろうか・・・と自問もしています。