ナルドの香油

あなたは私の隠れ場(詩篇32:7)

カインのように

15才からずっと、カインのように地上を彷徨い歩くさすらい人だった。

創世記4章 

:13 カインは主に申し上げた。「私の咎は、大きすぎて、にないきれません。

:14 ああ、あなたはきょう私をこの土地から追い出されたので、私はあなたの御顔から隠れ、地上をさまよい歩くさすらい人とならなければなりません。それで、私に出会う者はだれでも、私を殺すでしょう。」

彷徨い続けながら、

 「私はこんなひどい事をしたのです。」

「私は生まれつき悪なんです。」

「表面的ではなく、私の内面をよく見てください。汚く、ひどい人間ですから。」

と叫び続けていた。

 

カインと違ったのは、 

:16 カインは主の前を去って、エデンの東、ノドの地に住んだ。 

カインは主の前を去ってしまったけれど、

私はどうしたら「聖くなれるのか」を求めて地上を彷徨い歩き続けていた。

 

そして20年後にイエス・キリストに出会った。

その方は私の中にある、おぞましい「罪」を全部背負って十字架にかかって下さった。

そしてキリストの十字架が私の罪の為だったと信じるなら、全ての罪が赦され、イエスキリストに似た者に変えられる「聖化」の道を歩む事ができる。

 

最近、分かった事は、

キリストは私を少しずつ良くして行くのではなく、

私の「古い人」をキリストと共に十字架につけて殺してくださったこと。

 

そして今は、復活されたキリストの内にいること。

自分では聖くなることはできないけれど、聖霊に導かれるなら御霊の実(愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制)を結ぶことができる。

もう死んでしまった自分に振り回されずに、

復活された主のいのちを持って、これからは自分のためではなく、隣人のために生きていく人生を送っていきたい。

パウロやステパノのように、主イエス愛する人生を送りたい。