宗教となってしまう原因
私たちは傷ついたり、必要を感じたりする時に
罪深い反応をしたくない余り、自分自身の気持ちを切り捨てることによって、
必要や傷の存在を否認する誘惑に駆られることがあります。
私たちは自分の気持ちや罪深い反応を素直に主に打ち明けることをしません。
傷や怒り、拒絶といった自分の気持ちはクリスチャンらしくないものと思い込んでいるため、それらは押しのけて「いい人」らしく振る舞おうとします。
この「いい人らしさ」というものは否認の強力な形です。
要するに罪なる性質が仮面をかぶって登場し
私たちを罪なる性質から救おうということなのです。
心は想像を超えて陰険なのです。
誤った反応をして罪を犯すか、それとも反応しまいと
自分の力に頼るという罪を犯すか
いずれにせよ罪なる性質が支配している。
私たちが自分の力で自分をコントロールして
神に気に入られる良い人間となることで
何とか救いにあずかろうとすること
これこそが宗教をつくり出すのです。
(ジョン・サンフォード)