境界線(バウンダリー)とは何か①

以前、境界線(バウンダリーズ)の本を読んだ時は自分に必要な事が沢山書かれていて、大事な箇所に線を引いたり、すぐに開けるように角を折ったり、とても人に貸せるような状態ではないけれど、必要な人には貸し出しています。
2005年に著者の一人ジョン・タウンゼント氏が来日され、境界線(バウンダリーズ)についての内容を紹介された記事が「リバイバル新聞」に掲載されていて、とてもコンパクトによくまとめられていた為、ずっと新聞を保管していました。
①~⑥までを載せたいと思います。以下、その記事より・・・
 
まずはじめに、エペソ人への手紙4:15-16節を開きましょう。 
ここに
「むしろ、愛をもって真理を語り、あらゆる点において成長し、かしらなるキリストに達することができるためなのです。
キリストによってからだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、また、備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです」と書かれています。
 
「愛をもって真理を語る」というのは決して容易なことではありません。
愛をもって援助をしても、真理を語らないことがあります。
逆に、真理を語るのですが、言い方がきつすぎて愛を感じてもらえないこともあります。
しかし聖書は、神は真理に満ちており、同時に愛に満ちたお方だと言っています。
 
ここで、ある夫婦の話を分かち合いたいと思います。
米国でセミナーを行ったときのことです。
ある男性が『境界線(バウンダリーズ)』を持って来て、「この本は私の結婚を救いました」と言いました。
しかし彼はその本を読んでおらず、奥さんが読んだというのです。
 
彼は「私は妻を愛していますが良い夫ではありませんでした。裏切ることはなかったが、妻は孤独でした。教育や政治、宗教の話しはしても、互いが心から繋がっていなかったのです。」と言いました。
 
彼の妻が『境界線(バウンダリーズ)』を読むまで、彼女は優しく、美しく、子育ても忠実に行なっていたそうです。
そして彼にとって一番都合が良かったのは、彼女が「真実」を語らなかったこと。
 
しかし妻は、この本を読んで自分の感情を表現するようになり、モンスターのようになったそうです。(笑)
 
その後、彼らは互いに正直になり、自分の感情や思いを相手に伝えるようになりました。
 
彼は「もう一度、彼女と恋に落ちました」と言いました。
 
男というのは、相手の話を心から聴くこと、自分の思いを伝えること、相手の痛みに耳を傾けることが苦手です。
 
しかし彼は妻の思いを聴き始めました。そして、自分がいかに自分の人生のことばかり考えて妻の人生を考えてこなかったか、また自分の妻をいかに知らないでいたかが分かったのです。
 
神は私たちを一つの目的のために作りました。
それは「愛」です。
しかし私たちが神を愛し、互いに愛し合うにあたって、真実を語り合うことなしに愛することはできないのです。
 
クリスチャンは愛、恵み、受容などについては良く学んで知っていますが、「正直さ」についてはよく理解していないようです。
 
私はこのセミナーで「責任の神学」について語りたいと思っています。
愛というものは、神に対するものであれ、相手に対するものであれ、責任なしには存在しません。
 
そして第一ヨハネ4:18節には「愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します」と書いてあります。
 
私たちは、イエスの支払って下さった代価により、恵みによって恐れることなく真実を語り合うことができるようになりました。
 
しかし、頭で分かっているのと、実際の人間関係で体験することとは異なります。
私たちは拒絶されることを恐れて、真実を語りません。
人は確かに真理を聞いて怒ることもあります。
しかし、真実を語ることによって何かが変化します。
 
第一に、愛と信頼を得ることができます。
愛というものはあなたが安全に感じ、ありのままでいいと感じているときにしか出てきません。
 
ダビデは神の前に正直でありました。あなたが愛の人になるためには、まず安全を感じなければなりません。
 
第二に、それによってあなたは自由になれるということです。
救われる以前、私たちは囚われの身でした。しかし、私が6つの大陸でセミナーをして分かったのは、どこでもクリスチャンが囚われの身になっていることです。
クリスチャンの自由がないのです。
選択の自由、自分の考えを持つ自由、感情を言い表す自由がありません。
 
第三に、周囲に変化がもたらされます。
あなたが正直になるとき、周囲の人も変化し、結果として益を得ることができます。
自分の周りに真実を語ってくれる人がいることは、とても素晴らしいことなのです。
(つづく)
 
                            ジョン・タウンゼント